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最新記事【2008年03月11日】

デジタルオーディオプレーヤーは、記録媒体に記録されている音楽ファイルを読み込み再生します。

記録媒体は、本体に内蔵されているフラッシュメモリやハードディスク、また外部のSDカードなどを主に使用します。
これらの記録媒体にパソコンからMP3、WMA、WAVなどのフォーマットのファイルを転送することで、プレーヤーとして使用するのが主な機能です。
プレーヤーはこれらの記録媒体から音楽ファイルを読み込み、機種によって曲の情報を表示したり、イコライザで音質を変えたりするなど、さまざまな機能を持ちます。

機種によって操作ボタンや情報を表示するディスプレイ、音楽ファイルを管理するシステムなどに各社の創意工夫が見られ、この機能の違いがプレーヤーの個性となっているため、ユーザーには沢山の選択肢から自分にあった機種を選ぶことができるでしょう。

記録媒体にファイルを転送するという基本的な手順を持つため、音楽ファイル以外にもパソコンで扱えるさまざまなファイルを転送し、ストレージデバイスとして利用したり画像の表示や動画の再生をすることができる機能をもつ機種もあります。

 

デジタルオーディオプレーヤーは基本的に音楽を再生する装置ですが、その特色は機種によってさまざまなものがあり、これがプレーヤーの個性になっています。

これらのプレーヤーやパソコンで扱われる音楽ファイルの多くはMP3形式です。
そのためMP3プレーヤーと呼ばれることもありますが、最近の機種はMP3以外の形式にも対応している機種が多数存在し、WMA、WAVEなどよく利用される形式から、OGG、AAC、APE、FLACなど、数多く存在するファイル形式に対応していることが各機種の長所となり、製品ごとの個性を出しています。

プレーヤーで使用する記録媒体へのファイルの転送はパソコンとの連携を前提としているものがほとんどであるため、パソコンを所持していないとほとんどのプレーヤーを使用することができません。
その際のパソコンから記録媒体へファイルを転送する方式にもさまざまなものがあり、ここにも機種の特色が出ているため、パソコンの機種や使用状況などによってもユーザーの選択肢は変わるでしょう。

もちろんプレーヤー自体の外観や操作性、内蔵している記録媒体の容量の大きさなどは特に重要で、同じモデルでも多種類のバリエーションが存在する機種もあります。

 

音楽を再生するものをデジタルオーディオプレーヤーと呼ぶのが一般的ですが、現在は音楽の再生以外の多様な機能を持っている機種も多く、このような多機能のプレーヤーをポータブルメディアプレーヤーと呼称する場合もあります。

音楽プレーヤーに付加される機能として一般的になりつつあるものに、電波を受信してラジオを聞くことのできる機能、内蔵されているマイクや音声入力端子などを介して音声を録音する機能などがあります。

音楽以外のファイル、例えば画像ファイルや動画ファイルを再生できる機種も市場では増えてきています。
また前述したように、音楽以外のファイルを記録媒体に転送して、持ち運びできる記憶装置…いわゆるストレージデバイスとして利用することができる機種も一般的になりました。

このような発展とは違う方向で、携帯電話にデジタルオーディオプレーヤーの機能を持たせる流行も見受けられます。
このように開発の動きが進んでいくと、将来的にはパソコンで利用できる多種類のファイルがポータブルなプレーヤーで利用できるようになり、オーディオだけのプレーヤーではなくより多機能なプレーヤーが開発されていくでしょう。

 

デジタルオーディオプレーヤーは、記録媒体の中にある音楽ファイルを読み込むことで、音声を再生するものです。
この記録媒体は、機種によってさまざまな種類・容量のものがあることを知っておくとよいでしょう。

プレーヤーは主にフラッシュメモリ内蔵のタイプ、外部メモリカードを利用するタイプ、内蔵ハードディスクを利用するタイプに分けられます。

フラッシュメモリはごく小型かつ軽量でありポータブルプレーヤーに適しているメディアですが、記録できる容量が多くなく、またコストパフォーマンスが低いため、このタイプを採用しているプレーヤーは比較的小容量ですが、使用するスタイルによってはこれで十分な場合もあるでしょう。
この小容量を解決するために、フラッシュメモリであるSDカードなど、取替え可能な外部メモリカードを使用するタイプがあり、これらは用意するメモリカードの数だけ利用できる容量が増えることになります。

ハードディスクを内蔵しているタイプは、フラッシュメモリ内蔵のタイプと比べて大容量のものが中心になっています。
ハードディスク自体の大きさがフラッシュメモリやメモリカードより大きいこともあって、プレーヤーは比較的大きく重くなりがちですが、コストの面ではフラッシュメモリを利用するタイプより優れています。

 

デジタルオーディオプレーヤーは音楽ファイルを再生する機器ですが、その音楽ファイルの形式(フォーマット)には沢山の種類があります。

一般的なCDは「CD-DA」という規格で定められており、そのデータ形式は一般的な音楽CDであれば全て変わりません。
しかしCDはある程度の高音質を確保しているためファイルサイズが大きく、コンパクトなオーディオプレーヤーに音楽を収める際にはほとんどの場合圧縮されたファイル形式に変換して記録媒体に転送します。

最も広く普及しているのが、パソコン上で「.mp3」という拡張子が付いているMP3形式です。
音質をあまり変化させずにファイルサイズを小さくできるため、パソコンでも一般的に利用されるほか、容量に限界のあるデジタルオーディオプレーヤーでもほとんどの機種で利用できます。
このように、ある程度音質を保ったままサイズを小さくするフォーマットとして他に拡張子が.wmaや.asfのWMA形式、.mp4などのAAC形式、.oggのOgg Vorbis形式などが一般的です。

これらとは別に、音質を全く劣化させることなくファイルサイズを小さくする「可逆圧縮」の形式があります。
ファイルサイズはMP3ほどに小さくできませんが、音質がCDと変わらないことがメリットであり、拡張子.flacのFLAC形式、.apeのMonkey's Audio形式などが機種によって再生可能です。

 

MP3など音楽ファイルの形式は規格が定められていますが、その規格の中でも設定によって音質を変えることができ、またそれによってファイルサイズが異なってきます。

この設定値は主に「ビットレート」と呼ばれ、MP3であれば最小が32kbps、最大が320kbpsであり、音楽ファイルを圧縮する際に使われるのは128kbps?192kbpsの間が一般的です。
しかしビットレートの数字が同じでも、WMAやAACなど他の形式では音質もファイルサイズも変わってきます。
このため、同じ容量のプレーヤーを使っていても、低い音質であれば沢山の曲が入るのに、高い音質だと記録媒体に入れられる曲の数が少なくなってしまうという状況になることが少なくありません。

このような場合のため、ユーザーはプレーヤーの容量と聴きたい音楽の音質を考えて自分で調節するとよいでしょう。
CDから各ファイル形式への変換はソフトウェアが自動的にやってくれることもありますが、そのようなソフトウェアでもほとんどの場合は自分で音質を設定することができるようになっています。

プレーヤーの容量に余裕がある場合は音質を高めに、沢山の曲をプレーヤーに入れておきたい場合は音質を低めに調節するなど、知識があれば有効にプレーヤーを使用することができるでしょう。

 

デジタルオーディオプレーヤーで使用する記録媒体は、始めには何もデータが入っておらず、主にパソコンからファイルを転送する必要があります。
プレーヤー自体で録音できたり、パソコンを使わずにファイルを入れられる機種もありますが、人気のある機種でこのような機能を持っているのは多くありません。

パソコンから記録媒体にファイルを転送するには、用意されている専用のソフトウェアを使う場合と、Windowsでのエクスプローラなど通常使用されているファイル管理プログラムから直接転送できる場合とがあります。

前者の場合、iPodであれば「iTunes」、SONY製のプレーヤーであれば「Sonic Stage」、gigabeatであれば「gigabeat room」など、プレーヤーを購入する際に付属する専用ソフトウェアを使用して記録媒体にファイルを転送します。
しかしこれらのソフトウェアはあくまで専用であるため互換性がなく、沢山の機種を持っている場合は沢山のソフトウェアを使い分けなければいけません。

後者のエクスプローラなどによる転送は前者と比べるとあまり普及しておらず、一部対応していない音楽ファイルもありますが、しかし利便性などの長所があるため現在は前者と後者の機能を併せ持った機種も販売されています。

 

プレーヤーというのは本体を操作して扱うものであるため、その操作性には各社が工夫を凝らしている点が見受けられます。

大きなシェアを誇る「iPod」や「gigabeat」は、視覚的に複雑さを感じさせないスタイリッシュなデザインをしていながら、画面を大きく取ることによって操作性も確保しています。
持ち運ぶものであるためか、最近の流行ではシンプルなデザインのものが普及しており、特に「iPod touch」は画面のみで操作ができるという先進的な操作が可能なことが大きな注目を集めました。

本体の操作とは別に、音楽ファイルの管理もプレーヤーの操作性という点では重要です。
MP3には、「タグ」と呼ばれる楽曲情報が付加されており、このタグに入力されているアーティスト名/アルバム名を読み込むことでファイルを整理・管理することができます。
また記録媒体内にパソコンと同じ様なフォルダ構造を作り、それによって管理する方式もあります。

これらの管理は自分でしなければならない場合もありますが、ソフトウェアが自動的に管理してくれる場合もあります。
機種によって個性が出る部分でもあるのですが、実際に使用してみないと細かい操作性は分からないため、好みが大きくでるところでしょう。

 

デジタルオーディオプレーヤーに音楽ファイルを転送するためには、普通パソコンでCDから一旦音楽データを取り込む作業が必要になります。
この作業を一般的にリッピングと呼びます。

リッピングする際、ファイルを出力する形式は幾つかのものから選べることができますが、一般的にはMP3などプレーヤーで使用可能な形式に直接リッピングするのが普通です。
WAVなど、CDと同じ音質の形式でリッピングした後でもMP3などの汎用的な形式に変換(エンコード)することはできますが、パソコンのハードディスク容量を圧迫する上に、二度手間になってしまうのであまりこの手順はとりません。

リッピングするソフトによって、出力できるファイルの形式は変わってきます。
また、リッピングできるソフトとプレーヤーにファイルを転送するソフトが一緒になっていることもあり、その場合は特に複雑な手順を踏む必要がないため手軽に利用できるでしょう。
iPodで利用可能な「iTunes」や幾つかのプレーヤーで汎用的に利用できる「Windows Media Player」などは、リッピングからファイルの転送までオーディオプレーヤーに必要な機能が揃っている上、パソコンでの再生にも便利な機能が付加されているため、よく利用されます。

 

iTunesやWindows Media Playerなどの一般的なプレーヤーでは、リッピングする形式も一般的なMP3やWMAなどの形式に限られてきます。
これ以外の形式をプレーヤーで使用したい場合、特別なソフトウェアを用意しなければいけません。
ただし、一般的でない形式には対応していないプレーヤーが多いので、あらかじめプレーヤーの対応形式を確認しておいてください。

CDからFLAC(.flac)、Monkey's Audio(.ape)などの形式に変換するためには、一度WAV形式でリッピングするのが普通です。
WAVはCDと同等の音質であるため、どの形式にもエンコードが可能ですが、そのままではファイルサイズが大きいため、容量の少ないプレーヤーでは不便に感じることも少なくありません。

FLACやMonkey's Audioなどの形式に変換するソフトウェアは幾つかあり、ほとんどは無料で入手できます。
これらのソフトウェアを利用して.flacや.apeなどのファイルに変換した後、プレーヤーに転送します。

このようなソフトウェアは沢山種類があり、使い勝手なども違ってくるため、自分が利用しやすいものを選んで使うとよいでしょう。

 

デジタルオーディオプレーヤーで使用する外部の記録媒体として、フラッシュメモリの一種であるメモリカードがあります。
外部フラッシュメモリを使用するタイプの機種の中では、「SDカード」が主に記録媒体として使用されます。

SDカードは本来「SDメモリーカード」という名称で、大きく分けて「SDカード」「miniSDカード」「microSDカード」があり、大まかな構造は同じですがそれぞれサイズが異なります。
miniSDカードとmicroSDカードはSDカードより小さいサイズですが、アダプタを使用することによってSDカードのスロットに挿入して使うことができるため、使用にあたってはアダプタを用意しておくとよいでしょう。

SDカードの容量は8MB?8GBまでの種類ありますが、一般的にデジタルオーディオプレーヤーで利用できるのは2GBまでであり、それを越す容量は規格外となり使用できないものがほとんどです。

機種によって対応しているメモリカードの種類は異なりますが、扱いはほとんど変わりません。
またパソコンから音楽ファイルを転送する場合はメモリカードを扱える装置が必要なので、無いのであれば用意する必要があります。

 

デジタルオーディオプレーヤーで音楽を聴くためには、CDからファイルをリッピングする以外に、ダウンロード販売を利用して音楽ファイルを購入する方法もあります。

ダウンロード販売は、オンライン上の音楽配信サイトから有料で音楽ファイルをダウンロードすることができる方法です。
利用するためにはインターネット環境が必要になりますが、自宅にいながら沢山の種類の音楽をダウンロードすることができ、近年普及してきています。

もっとも発展している配信サービスは「iTunes Store」ですが、ここからダウンロードできる音楽ファイルの形式はAACになります。
他にも配信サービスは数多くあり、サービスによってダウンロードできるファイルの形式は変わるため、自分の所有しているプレーヤーの対応形式を確認する必要があるでしょう。

またサービスによって提携しているレコード会社・音楽レーベルが異なるため、欲しい音楽を探す場合は複数のサービスを往復しなければならないこともあります。
一曲の平均的な価格は100?300円ほどであり、代金を支払う方法はサービスによって違いますが、クレジットカードでの支払いに対応しているサービスが一般的です。

 

一般的にダウンロード販売で配信されている音楽ファイルには、著作権を保護する仕組みが埋め込まれています。

音楽ファイルはデジタルなデータであるため、そのままでは無限にコピーが可能になってしまい、多数の人に無料で譲渡されてしまう可能性があります。
あまりに沢山の音楽が無料で流通してしまうと、著作権者などが正当な利益を受けられなくなってしまうため、音楽配信サービスでは著作権を保護できる形式がよく使われるのです。

主な著作権保護の機能としては、CDなどへの書き込み回数制限、バックアップの制限などがありますが、デジタルオーディオプレーヤーへの転送の制限も含まれる場合があります。
またプレーヤーによってはこのような著作権保護技術が使われているファイルに対応していない機種もあり、消費者が利用するに当たって多少不便な点もあるでしょう。

最も普及しているMP3形式が著作権保護の技術を付加することができない形式であることや、自分でリッピングしたCDには制限が付かないことなど、完全な著作権保護が行なわれているわけではありません。
著作権保護を撤廃する動きもありますが、メリットとデメリットの両方があるためダウンロード販売の市場では保護技術を付加する流れが主流です。

 

デジタルオーディオプレーヤーは近年流行し、音楽再生機器としてのシェアを確実に伸ばしてきました。
従来のポータブルプレーヤーでも持ち運んで移動しながら音楽を聴くことはできましたが、デジタルオーディオプレーヤーの普及によってさらに勢い付いています。

ポータブルオーディオプレーヤーは、技術の発展とともに本体が小型化し、また音質も高音質化し続けてきました。
現在のデジタルオーディオプレーヤーは、容量の都合上あまり高音質なファイルを大量に入れられることができませんが、これは記録媒体の技術開発によって大容量化し、将来的には解決されると見られています。

またインターネットの高速化によって、高音質=ファイルサイズの大きい音楽ファイルも簡単に利用できるようになり、デジタルオーディオプレーヤーはさらに普及するでしょう。

しかし、高音質なファイルであっても人間の耳が聴き分けられないほどの音質は必要とされません。
ポータブルプレーヤーがヘッドフォンやイヤフォンを使用する都合を考えると、デジタルオーディオプレーヤーだけの技術の向上でなく、オーディオ関連技術全体の向上が求められます。

 

デジタルオーディオプレーヤーの便利な使い方

デジタルオーディオプレーヤーを使いこなし方や雑学などを掲載